ブラッシュライン洗浄工法(水圧軽減摩擦水洗浄工法)は、従来の高圧洗浄工法の逆噴射ノズルによる物理的な洗浄工法を応用して、噴射角度を従来の30度~45度から25度以下にする事で、高速の水が管内の汚れを摩擦により剥離します。また、噴射ノイズが回転をすることにより1点に圧力がかからず、老朽化した排水管や錆びこぶの発生している排水管でも負担無く洗浄清掃できます。排水管の破損を防ぎ、水漏れのリスクを軽減できる画期的な特許工法です。
サービス内容
従来の高圧洗浄工法【 30度以上 】
従来の高圧洗浄用の逆噴射ノズルでは噴射角度が広く、老朽化している排水管では管内に強い水圧があたる為、水漏れの原因になっていました。
ブラッシュライン洗浄工法【 25度以下 】
逆噴射ノズルより突出する高圧水の角度が25度以下なので、高速の水の摩擦で管内の柔らかい錆びコブを擦るように除去します。配管に負荷がなく洗浄出来る画期的なアコロの特許工法です。
老朽化した排水管は高圧洗浄では水漏れをおこします。
排水管の洗浄は定期的に行うことをおすすめしますが、以下のような現象が起きた時は早期に排水管の洗浄をしたほうが良いでしょう。
なお、定期的に排水管の高圧洗浄及び低圧ムース洗浄を行うことより、排水管の汚れや詰まりは無くなり、また、嫌な臭いや害虫を発生させない効果があります。 また、不衛生な状態にならないよう、特定建築物(※)においては6ヶ月以内毎に一回、定期清掃するよう、法律によって義務付けられています。
(※)特定建築物とは
興行場・百貨店・店舗・事務所・学校・共同住宅等の用に供される相当程度の規模を有する建築物で、多数の者が使用し、又は利用し、かつその維持管理について環境衛生上特に配慮が必要なものとして政令で定めるもの。
(建築物における衛生的環境の確保に関する法律(通称:ビル衛生管理法) 第2条より)
管内事前調査
排水管詰まり除去洗浄清掃で重要になるのが事前調査。思わぬ事故を引き起こしたり、洗浄が不十分に終わってしまうことを防ぐため、当社は洗浄工事に先立ち、ファイバースコープを用いて排水管内部の詳細な調査・検討を行います。
まず営業スタッフによって、設計図面や現場の設備状況を調査します。そして工事スタッフと合同で工事仕様の検討を行い、当社のノウハウを元に、建物に最適な施工方法が決定されます。
ブラッシュライン洗浄工法と高圧洗浄工法の比較表
洗浄工法 | 施工比較 | 安全性 | 圧力負荷 | 突進力 | 施工費 | 総合評価 |
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ブラッシュライン (破損軽減摩擦水洗浄工法) |
25度以下の逆噴射ノズルを管内に入れる為、小径の配管でも入りやすく、管内を痛めることが少ない洗浄工法になります。 |
角度が少ないノズルで洗浄する為、水漏れの恐れが少ない。 |
水の摩擦で汚水を剥離するので、圧力は高圧の半分程度。 |
高圧洗浄ノズルの3倍の進む力があります。 |
高圧洗浄と同様な作業になります。高圧洗浄より効果はあり。 |
老朽化した排水管洗浄に向いている。 |
高圧洗浄工法 |
30度以上の逆噴射ノズルを管内に入れる為、小径または曲がりの多い管は洗浄不可。また、洗浄ワイヤーで管内を痛め水漏れの心配あり。 |
高圧水で洗浄する為、水漏れの恐れあり。 |
直接的に配管内の圧力があたる為、水漏れをする。 |
通常の高圧ノズルなので、進む力が少ない。 |
ノズルを入れる為、時間がかかり施工効果、施工費の割に高い。 |
老朽化した排水管洗浄には向いて向いていない。 |